【新唐人2014年12月18日】中共の元陸軍兵士、高宏毅（こう こうき）さんは長年、腐敗に対する抗議をしてきましたが、当局に相手にされませんでした。そこで12月４日、監察部に赴き共産党を脱退する声明を発表したところ、５日間の勾留処分となりました。釈放されたあとも脱党を求めましたが、当局に連行されました。
12月15日、青島の退役軍人、高宏毅さんは10年以上にわたる陳情の模様を我々に語りました。４日、青島の市民100人以上と中共監察部に陳情したところ、拒まれたため共産党脱退を宣言する横断幕を掲げました。その後、拘束され５日間の勾留処分となりました。
青島の退役軍人 高宏毅さん
「私は退役軍人ですが、食べる金もありません。納得できません。裁判に勝っても、10年以上 何の手当てもなく、保険もないので、法的責任を果たすよう当局に訴えています」
12月９日に釈放された高さんは10日、再び監察部を訪れ、脱党を求める横断幕を掲げたところ、連行されました。
青島の退役軍人 高宏毅さん
「青島の腐敗に抗議するため、私は脱党したいのです。第38集団軍の兵士になった初日死ぬのが怖いなら、要らないと言われました。老後は保障すると言われたのに、私はもはや落ちぶれて、寄る辺もありません」
長年、高さんは北京で物乞いをしてきました。横断幕には「かつての退役軍人。昔は国を守ったが今では帰る家もなく、物乞いをしている」と書いてあります。
高さんは山東省青島市出身です。1972年から1977年まで、陸軍の第38集団軍に所属していました。退役後は元の勤め先の商業局に戻って働きましたが、2001年にリストラで解雇になりました。
高さんは裁判で勝訴したものの、判決内容がずっと実行されなかったため、高さんは給料を得られませんでした。10年以上、当局から殺害、投獄、勾留などの脅しを受けているほか、迫害により妻子とも離れ離れになりました。そこで、公に脱党声明を宣言しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/12/15/a1161461.html（中国語）
（翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李）
